いまミルクで押しているバンド「PISTOL BOOGIE VINCENT」のアルバム『PISTOLERO』歌詞の世界を、マスター前田が勝手に解説!
まずは、有線のインディーズチャートに入った曲「サンドラ」です。
ピストルブギー 歌詞解説その3 「サンドラ」ー1
ある時中学生のカップルが道ばたに捨てられたボロスクーター(バイク)
を見つけた。
男の子はこれに乗ってツーリングに行こうと誘う。もちろんバイクは動かない。
サンドラ(女の子の名前)は話に乗り、旅は始まる。
動かないはずのバイクは、目を閉じると風を受けて走り出す。
バイクにまたがり二人は想像の世界で海まで走る。スピードを上げると風
が顔にあたる。右に左にコーナーを切ると海のにおいがしてくる。
男の子はサンドラをボロバイクに乗せ想像力で海まで連れて行く。
いつかもっと大きなバイクで、動くバイクで海に行く事を約束する。
ざっとこんなストーリーで多分中学1年生の話。二人ともすごくいい。
作詞したササジマ君自身の体験なのかは不明だが、想像力での歌詞ならさ
らに驚きです。そこいらに捨ててあった「サビて壊れたバイク」からこの世界
を描き出す。まれに見る詩人だね。
それでは「サンドラ」の歌詞のおさらい
道で見つけたあの古いスクーターにまたがってみよう
僕は前 君は後 クラクションを鳴らしてみよう
向かい風ちょうどいいね トップスピードで飛ばしてるみたい
果てのない旅に出よう 目をつむり想像しよう
サンドラ 手を離さないで スピードを少し上げるよ
サンドラ ほら 海が見えるよ 波の音 聞こえてきそう
いつか大人になったら もっと大きなバイクで
君を迎えに行く きっと きっと
サンドラ 手を離さないで スピードを少し上げるよ
サンドラ ほら 海が見えるよ 波の音 聞こえてきそう
サンドラ 目を閉じたままで 想像力はたらかせよう
サンドラこのまま遠くへ 行けたら 最高だけど
サンドラ サンドラ