2018/04/25

サブありがとう、でも悲しいよ

 ずっと書けなかった、文章です。1年たって、やっとです。

ミルクの看板猫、サブが年4月15日に9歳の短い一生を終えました。
 ニャン生で2度目の、大きな交通事故にあってしまったのです。

 3ヶ月くらいの、子猫がミルクに初めて入って来たのは、雨の降る夜。 
 ずぶ濡れの、ネズミか子猫か、わからないくらいの小さな子は、私の足元を一回りして、ミルクから出て行きました。
 それからミルクの前に、猫餌を夜になって出しておくとやって来て、小さな身体なのにあっという間に、一皿食べていなくなります。
 私たちは、窓から食べる姿を見ていました。外に出て、近くに寄ると、逃げていってしまうのです。こっそり隠れて後をつけると、ミルクの裏のガレージの中に入って行きました。ここに住んでたんだ!3ヶ月の子猫が、一匹で暮らしてました。ガレージの中にある古い座布団をベットにして。
これは初めてサブを撮った写真、紐で遊んで出て来たところをパチリ。

 それから1ヶ月、餌は食べに来てくれるのですが、なかなか懐いてくれません。
ある日、サブが見えないと探していたら、アパートの駐車場でブルブル震えていました。カラスに襲われ、駐車場に逃げ込んだようでした。マスターがミルクに連れて来て、膝の上で抱きながら水を飲ませていると、少し落ち着いてミルクの中にも慣れて来ました。
それからは、猫餌もミルクの中で食べるようになりました。でも、まだ夜はガレージに帰ったり、ミルクで眠ったりでした。
紐で遊ぶのが好きで、ミルクのベンチシートはサブの遊び場になりました。


ミルクに住むようになったサブが、生後8ヶ月で交通事故に会い瀕死の重症に、救急病院で一晩、朝イチ番にかかりつけの病院に連れて行き、4時間の大手術。3回の危篤状態から助かった命。
そんな大怪我をしたとは思えないくらい大きくなって、喧嘩もするし、ネズミやスズメを捕まえるのが得意な猫に育って、この辺のボスになったみたいです。ミルクに来るお客さんにも、サブは撫でると、咬まれるカモといつも注意していました。
2017年4月13日の夜8時に、ミルクの前で2度目の交通事故に会い、翌々日の4月15日の朝8時に永眠しました。