2011/12/20

ソウルブラザー伝~沢内アキラ

北海道いい旅研究室12号に載った、マスター前田が書いたエッセイの2話目です。

前号で書いた清志郎はもういなくなってしましました。

日本で初めて本物ロック歌手は正直に歌を書いて歌って、去っていったのです。

この国の音楽界は大甘なところで、聴き手をなめた者だけが、成功していきます。そんなことは大切なことではないのですが、事実ではあります。

正直に歌うとどんどん一人になってゆく、しかし寂しく思いながらも、またおせっかいな歌を書いていった男、忌野清志郎。

ぼくはこの人はごく普通に良心に従って、かっこいい生き方を通した人だと思う。

日本で歌の上手い人が5人いるとすると、間違いなくこの人はその1人に入る。もう1人はここ札幌の「ベーカーショップブギー」というソウルバンドの沢内アキラさんで、その他3人はぼくがまだ出会っていない、どこかにいるはずの歌い手です。

清志郎がまだRCの頃、月寒グリーンドーム(現、北翔クロテック月寒ドーム)で、ベーカーと共演したことがありました。その時、清志郎はベーカーショップブギーの演奏の後、楽屋でアキラさんの手をにぎったまま離してくれなかったそうです。

一方アキラさんは清志郎のことをロックンロールの兄ちゃんくらいに思っていて、なぜ自分に向かって「ソウルブラザー」と言っているのか理解していなかったのでした。

清志郎の死後、次々に清志郎(RC)の特集番組が放送され、彼は日本のソウルバンドを目指していたことが判明しました。(フォーク時代から「ガッチャガッチャ」と叫んでいたのは本人はソウルを歌っていたつもりだったとは)

そこで月寒グリーンドームの話が納得できたのです。ベーカーと言えばソウルミュージック発祥の地アメリカ本国にさえ存在しないような「正しいソウルバンド」で、特にオーティスレディングをやらせたら本物の次にいい演奏をするバンドです。

清志郎はこの日本のはずれの月寒グリーンドームで、もういないはずのオーティスに出会ったのだから、感激で言葉にならなかったのでしょう。

一方アキラさんは清志郎のことなどまったく気にならなかった様で、最近ようやく「いやぁ、清志郎のこと、死んでから何か気になりだして、暮れのブルース収穫祭で『雨上がりの夜空に』を初めて歌ったよ」と言っている始末です。

清志郎が生きていたらいつかきっと実現したRCとベーカーの二回目の共演ライブは、もう無理です。でも清志郎の歌がバトンのごとくベーカーのアキラさんに渡り、また新しく甦ることを考えると、あの日、月寒グリーンドームでアキラさんが渡されたにはバトンだったのかと思ってしましました。

そっけない付き合いに見えるアキラさんと清志郎。でも本物のソウルブラザー!

前田重和

*昨年のブルース収穫祭には、RCのドラマー新井田耕造さんが出演してくれました。

今年の収穫祭は12月25日(日)15:30~開演

出演者 ベーカーショップブギー・久保田陽子&スパシーバーズ・町田謙介・Chihana・スイスギターズ・夢野カブ/武内正陽・TWINCAM`S・小嶋とおるバンド・リバティーシューズ・新谷バンド・THE APOLLOS

場所は恒例 ジャスマックプラザ5Fザナドゥ

料金4000円

2011/12/19

pistolアルバム歌詞解説1

ピストル・ブギー・スーサイドのファーストアルバム「デスペラード」の歌詞の解説を書くきっかけとなったのは、このCDの歌詞と演奏のレベルの高さが、とってもいいのに、アルバムの曲順がちょっと気になっていたことがきっかけです。

私としては、このCDの曲順構成は後半の方に、メロディーいっぱいのいい曲がまとまっている感じがしていた。もっと前の方に聴き手の心をつかむそのメロディアスな曲を持ってきたほうが、CDが売りやすいと考えた。

曲順はヴォーカル・ササジマ君(彼は小学校の頃から「ジョマ」と呼ばれていたそうだ。ミルクではこっそりササジーとよんでいた。この解説では敬意をこめてササジマ君と書く)が、どうやら1人で決めたらしく、メンバーからも私と同じ発想で、早めにメロ曲を入れたほうがいいという意見があったが、ササジマ君はこう言った。

「歌ものは、あんまり早目に入れたくないんだよなあ」と。

この「歌もの」という表現は、彼の中でメロ曲、感情的曲、泣かせ歌の様な、聞く人の心の中にとり入って心をぬすみとるような歌を「歌もの」と言い、ロッカーを自負する彼の中では、あまり前面に打ち出して売り物にすることは、いさぎよくないと判断しているのだと感じた。

そうか、ササジマ君にとって「歌もの」的な歌で客をつかむのは、かっこわるく、はずかしいことなんだ。

その罪悪感がこのCDの前半のインスト曲やノリ曲と、後半のメロ曲のバランスを生み出したのか納得した。

同時に、自分の曲に距離をおいて見ているササジマ君の判断は、理由ある行為なんだと理解した。このアルバムが売れるための構成を意図的にとっていないという事は、作った本人は売れることはあまり大事なことではないと考えているようだ。

ここは大切なところで、今は日本中のインディーズバンドが売れることだけを目的にして、音楽からどんどん離れていく中で、ピストルブギーは音楽をやっている。

音楽のようなものではなく、ヒリヒリとした感性のせめぎ合いの中で、音楽をやっている。

これは誰もマネはできないなあ。

たとえば、アルバム1曲目の「デスペラード」は、いきなりのインストナンバーである。ピストルは、けっして演奏の上手さを売りにしているバンドではないのにである。自作曲をやるのには、ちょうどつり合っているくらいの演奏力なので、いきなりインストから入ってくるには、当然理由がある。

これは、ピストルブギーの歌の世界へのイントロなのだ。

このアルバムは、この後2曲目から、ぎっしりいい曲が並んでいる。このインストは、ワクワクして待つように言っている、これから出てくる数々のメロディーの予告でもある。

ピストルは、ちょっとイキな入りでやってきた。

センス一発だ!

次回につづく (まだまだ歌詞にたどりついていないのです。)

マスター前田

2011/12/01

pistol boogie suicide

評判のピストルのアコースティックライブ!

今度は、「ホールステアーズエスプレッスバー」宮越屋珈琲です。(南3西3成美堂ビルB1)

宮越屋の社長、宮越君も35年前ミルクでアルバイトをしてくれていました。

そんな縁でライブすることに、「ホールステアーズエスプレッスバー」は、月に1,2回はライブをしているそうです。(ジャズが多いらしい)

ピストルのアコースティックは、すごくいいです、生の楽器から出てくる音楽にゾクゾクします。音楽で鳥肌立ちたい人におすすめです。

12月18日(日)オープン19:00スタート19:30

ドリンク付きで¥2500.お問合せ「ホールステアーズエスプレッスバー」011-596-6966、又は「ミルク」011-741-2490まで。

2011/10/27

札幌 クソッたれナイトVol.1

kenziプロデュースの「クソない」の札幌バージョン第一回目が、11月3日にススキノ810で開催します。

出演はKenzi率いる「スマロ子」

アコースティックライブが評判の「ピストルブギースーサイド」

パンクロカビリーの「ザ・チョッパーズ」の3バンドです。

ジョニーBグッドやマイウエイが、いろんなバージョンで聞ける?楽しみなガチな対決ライブ!

新宿ロフトの「クソない」と言えば03'からo7'の5年間に19回、10'に3回行われたイベント。

ゲストは八田ケンヂと縁のあるバンドや人達です。ピロウズ・バースデイ・SA・ロリータ18号・ブラフマン・ライダース・ザ・ピーズ・大槻ケンヂ・町田康・ガスタンク・田中一郎バンド・グループ魂・気志團・スタークラブ・怒髪天・森若香織・等など。

これから札幌で、どんなゲストがでるか楽しみですね。

2011/10/04

ライブバーLOCA(ろか)ファイナルイベント

マスター前田の古くからの友人(約40年前)の田中さんが運営している「ロカ」が、10月いっぱいを持って終了することになりました。場所は札幌の中心街(南1西4元かさはら楽器店)に取り残された最後の「倉」です。三角屋根の石造り倉庫で、戦前からあるものだそうです。

最後の一ヶ月間の、土・日を中心にスタジオミルクもライブ企画で、参加することになりました。ついてはライブのお知らせと、参加バンドの募集をさせていただきます。

「ロカ」では主にアコースティック系のライブをしています。日頃はロック版でガンガン・大音量のバンドも、アコギや小さなアンプ、カホンなどの小音量ライブで、きっちり歌を立てて演奏する機会として、活用してもらいたいです。

もう日にちが少なくなってきましたが、このファイナルイベントで、札幌の石倉の歴史に参加しませんか?

スケジュールはLOCA(http://id8.fm-p.jp/162/loca04/)のホームペイジを見てくださいね。参加したい方は、ミルクに電話を。011-741-2490(14:00~25:00)

2011/09/22

ライブバー Loca

札幌の中心街大通り4丁目、そんな街なかにあります。古い蔵を利用してライブが出来るスペースになっています。(電車通りに面して、4丁目プラザの向かい側。)

ただし、来月10月いっぱいです、ファイナル企画をミルクがお手伝いしています。

9月25日(日)ピストル ブギー スーサイドのアコースティックライブ、19:00オープン、1500円(ドリンク付き)

この後、ミルクの企画は(すべてドリンク付きです)。

10月8日(土)八田ケンヂ弾き語りライブ 19:00 open 2300円

10月9日(日)岡まことワンマンライブ 19:00 open 2000円

10月16日(日)PESTOL BOOGIE SUICIDE  19:00 open 1500円

10月30日(日)MeMe8 ペンシル 他 19:00 ope 1500円

が、決まっています、出てみたいと思う方はミルクまでお問合せください。

その他の日も「ロカ」のほうで決まったライブもありますので、希望曜日は確認して下さい。

2011/09/10

garage saleもよろしく

喫茶ミルクのお隣の、ガレージセール。水曜から日曜(但し第三日曜日はお休み)の、週5日間の午後1時~6時半しか、開店していませんが、営業を始めてもう24年、怒髪天の増子君が札幌にいたとき、3本線ジャージを探しに来てくれたものです。

掘り出し物多いですよ、ジャンルもいろいろ、ブランド品もあります。写真は食器達、1点10円から高くても1000円位までです。

今度の日曜日9月11日には、100円均一もします。1時から3時までの2時間だけですが、時間のあるかた、ぜひいらしてください。

お待ちしてます。

2011/09/03

9月、秋のはじまり

夏の風物詩ロックフェスも終わり、もう9月になりました。今年の、ライジングサンでは、残念ながらミルク育ちは来なかったです。さわお君も、あみちゃんも。

でも、中村達也さんが来てくれました。スティックにサインもしていただきました。ありがとうございます。

時間が空いたのでと、8月13日の昼間に、スタジオに入ってドラムを叩き、1Fのカフェで、八田店長と話していきました。二人は25年以上の付き合いで、店長のバンドKENZI&TRIPSのドラムを手伝ったこともあるそうです。

いい友達をもっている、八田ケンヂ店長でした。

8月とともに、ゾンビチケットと、コーラサービス券は終わりました。次回はゾンビは来年1月、コーラはまた1年後の8月です。サービス券の期限は9月末までありますので、券を持っている方はお早めに交換してください。

2011/08/14

グレちゃん☆に

スタジオクリームの、猫店長グレちゃんが亡くなりました。安らかに、Cat heavenへ。

写真は、見えるかな?車の中にグレちゃんがいて、車の上はサブです。ちょっかい出したいサブ、めんどくさそうなグレちゃん、そんな姿が見れなくなって、寂しいです。

2011/08/02

8月は、ゾンビチケット!

看板のつく前の、シンプルなスタジオ。今はもっと派手です。

8月です。サービスチケットが、生き返ります。

コーラのサービスもあります。

カフェのメニューも増えました。暑い日、冷房のあるスタジオで音作りしませんか?

8月は、学生さんが夏休みなので、スタジオ取りやすいですよ。

まずは、011-741-2490に、お電話を。

2011/08/01

8月です。Bカフェ、新メニュー!

8月1日は、B-カフェ店長、八田ケンヂさんの誕生日です。ケンヂの曲には「レオスターエイト」があります。

店長の誕生日とともに、Bカフェの営業時間が変わります。

火・水・木曜日は変わらず、17:00~23:00

金・土・日曜日は、お昼の12:00~19:00

になります。夏休みは週末Bカフェバーガーが食べれますよ。

写真はカフェの夏メニュー、アイスコーヒー!クラッシャーアイスが入った、かき氷のようなアイスコーヒーです。300円美味しいです、コーヒー豆は「チモトコーヒー」のアイス用、深煎りしすぎない、ふくよかな味、香りです。

そして、「かき氷」も出します!イチゴ味とメロン味の上にアイスクリンをのせて、いただきます、350円。

いままで、バーガーなのにポテトは?お客さんに言われていましたが、お待たせしました。あげたてフライドポテト、200円、バーガーといっしょに買うと50円引きになります。

皆さんのおいでを、お待ちしています。ラウンドワンに遊びに来たときも、寄ってくださいね。

2011/07/26

高校生バンドがツアー!

「爆弾ジョニー」高校三年生の4人組。夏休み中全国ツアーに出発しました。7月25日ミルクの前で、記念撮影しちゃいました。8月10日の札幌ファイナルまで、がんばってね。一緒にまわる「Drop`s」も高校三年生の女子バンド。札幌から発信します。

もう一つ、「シュリスペイロフ」は東京でピロウズの山中さわおさんと、ツーマンライブ。札幌バンドが元気です。

2011/07/10

7月12日(火)の道新みてね。

北海道新聞の7月12日の、「生きる」というコーナーに、マスター前田が載ります。見てね。

2011/07/07

キズだらけの天使達よ

スマイル・ロコモーション(スマロ子)の結成30年目の、ファーストアルバム「キズだらけの天使達よ」ミルクにて発売開始!3000円

残念ながら、通販特典のCDやカンバッチは付いていません。

レコード店の発売の7月25日より早く買えるのと、B-カフェに八田(KENZI)店長が入るときは、サインがもらえる、かな?

2011/06/25

スタジオ・ミルク先輩後輩

6月24日、the pillowsの山中さわおVSヤングスターのライブが、キューブガーデンでありました、ヤングはシュリスペイロフ・カミナリグモの2バンド。さわお君がシュリスぺの歌をカバーした時、スタジオミルクの後輩バンドと紹介してくれました、「スタジオの後輩っておかしいけど、濃いんだよね」と言ってましたね。さわお君は23年前まで、シュリスペイロフは13年ミルク使ってくれています。

同じ日、高校生バンドの「爆弾ジョニー」と「ドロップス」もサウンドクルーでライブ(こちらのプロデュースは元ピロウズ&ケントリのウエケンです)こっちも先輩後輩ですね。

今日、懐かしい人が現れました、横山君。スマロ子が高校生の頃、同時期のバンド「スパンコール」のヴォーカルでした。その後富良野塾に入って脚本の勉強をしていました。15年ぶりくらいかな?KENZIとも会っていきました。

2011/06/17

B-グル・カフェは6/20(月)休み

八田店長のレコーディングは、順調に進んでおります。
それとは関係なく、誠に申し訳ございませんが、6月20日(月)B-カフェは臨時休業させていただきます。なお、喫茶ミルクとスタジオミルクは、平常営業しております。よろしくお願いいたします。

2011/05/26

只今、会員登録料無料月間!

いま会員登録すると、500円かかる料金がタダに!なります。

6月15日までなので、お早めにね。一度会員になると、永久会員なので、一生登録料は掛かりません。

2011/05/03

テリヤキ・ハンバーガー

15歳のカメラマン、なっつが撮ってくれた、B-カフェのハンバーガー!

美味しそうでしょ、見ての通り、美味しいです。

一つ300円ですが、スタジオ会員の方は250円で、食べれます。

スタジオを、使わないときでもOKです。小腹が空いたとき、ご利用ください。

カメラウーマンの、「なっつ」はスマロ子のアー写も撮りました。

スマロ子のブログを、見てね。

2011/04/23

B-カフェ電話つきました。

B-グルカフェに、やっと電話がつながりました。これで、焼きたてのハンバーガーが、注文できますよ。

番号は、011-577-6880 です。東区だけど、500番台で始まります。

あっそうだ!スタジオの予約はこの番号では取れません、スタジオの予約はミルクの011-741-2490です、お間違えなく。

電話機は、スタジオとあわせてグリーンにしてみました、でも外はダークグリーン、これは、ライトグリーンちょっとちがうね。でもカワイイからいいの。

2011/04/21

スタジオ会員登録

春です、新しいバンドはじめませんか?

カフェ付きスタジオになった、スタジオミルク、会員登録料1人500円、使用料1時間300円~です。

但し登録受付と予約は、いままでどおり、喫茶ミルクでしております。

営業時間14:00~25:00まで。電話011-741-2490です。

あと、ミルクのアパート。「ミルクハウス」1DKの部屋に、空きがあります。部屋を探している方、会員特典ありですよ、ご相談ください、お待ちしてます。

2011/04/12

いい旅13

この前、載せたマスター前田のエッセイが載っている旅マガジン、「北海道いい旅研究会」1年に一号位で発行しているのです。

今年は3月12日に発行、あの大震災の次の日だったんだ、発行日前に頂いたのですが、宣伝しておりませんでした、すみません。

今回はなんと2冊組み!厚くならずに情報タクサン!というわけですね、あざらしさん。

マスター前田のエッセイ、ソウルブラザーズ伝は、1回目「清志郎&沢内あきら」で清志郎、2回目ベーカーショップブギーの沢内あきら、3回目「沢内あきら&石橋凌」で石橋凌、と続いております。

気になる方は買って読んでみて下さい。かわいいイラスト、きれいな写真、正しい温泉情報、おもしろい読者からのお便り、読み応えありますよ。1冊690円×2です。

2011/04/01

義援金とスマロ子

関東東北地震津波被害の義援金

ペンシルのヴォーカル、あさこ嬢が責任をもって集めています。10日間で1万円以上が集まりました。バンドの方たちが協力してくれてます。スタジオ代払って、義援金も出して偉いぞ!

もう一つ、スマロ子のCD出来ました。「マブ達」30年前の名曲を、46歳の男達がまた歌ってます。あと3曲は新曲です、こちらもいい曲。

4月1日より、全国発売です、ミルクでは1週間早く発売していて、熱心なファンが買いにきてくれました。ありがとうございます。

スマロ子ヴォーカル、KENZIは4月2日札幌コロニーで、あのアナーキー茂Voのゲタカルビ・ライブにゲスト出演!ゲタカルビのベースといえばサモン君、ケンヂのベースだし、ギター、ドラムはニューロティカの2人、もうケンヂのバックがすぐ出来る、スマロ子ではないKENZIが聞けます。

スマロ子のレコ発ライブは、4月23日ホールスピリチュアルラウンジです。どちらもお楽しみにね。

2011/03/21

1988の奇跡

地震・津波で被害に遭われた方々にお見舞いもうしあげます。

北海道が好きな方、どうぞ非難してこちらに来て下さい。札幌は被害もなく、平穏な日々が過ごせますよ、ミルクもありますから。

バンドの人が、募金箱を作ってミルクとB-グルカフェに置きました。何かしないと落ち着かないようです。

暗くてよく見えないかもしれませんが、ミルクの店内写真の右上、RCサクセションの「カバーズ」のポスターがはってあります。1988年今から23年前のアルバム。このアルバムに入っている「サマータイムブルース」の歌詞が、反原発ソングです。これで東芝から発売されなかったのです。東芝は原発を作っている会社だから。(日本ではあと日立も作っています。)

*これからの文章「1988の奇跡」は

北海道いい旅研究室11号・舘浦あざらし責任編集(2009年発売号)に載せた、前田のエッセイです。

1988年の春だったと思う。僕が経営する喫茶ミルクに突然軽いノリの男が現れた。

当時、併設するバンド練習スタジオを利用していた「カイエ」という大谷高校のバンドを取材したいとのことだった。「リブレ」というレジャー雑誌でギャルバンドの特集をやると言う。

「カイエ」は人気のカワイイ女の子バンドだったので、この取材の目的は明らかだと思った。

そんな何やらあやしい雲ゆきの中で、あざらし君は登場した。

1人でカメラを持って、ますますあやしい男はテキパキと取材をし、写真を撮って「リブレ」を数冊、「これ、よければ読んで下さい」と置いていった。

もう二度と会うことはないはずの出会いだった。

雑誌は数日そのまま、ミルクのテーブルで、のざらし(シャレではある)にされていたが、あまりヒマなので不用意に開いてしまったら、その雑誌の中に、北電の泊原発に明確に反対しているあざらし(以下君なし)がいた。読んでびっくり、あのチャライあざらしが(これは偏見です)ガチガチハードなレポートをレジャー雑誌で(これも偏見です)書いていたのだ。いやこれはもう戦っていた、一人で。

ぼくはちょっと見直した。

チャライと言えば、その頃もう1人あてはまるヤツがいた。

音楽的に、すごくいいものを持っているのに、ケバい化粧と衣装で人気をとっていたRCサクセションの清志郎である。

デビューの頃から期待していたけど、社会的なものを見ているのがわかるのに(ぼくは社会を見据えた歌が好きです)いつもラブソングにしてしまう姿勢に潔さを感じえなかった。「見えたら歌えよ!」と思っていた。

当時釣り友だちだったRCサクセションの関係者から「このアルバムは発売されないので、皆で聞い下さい」と清志郎から預かってきたと手渡された一本のカセットテープ。「カバーズ」と書いてあった。このテープはまさに衝撃的だった。

1曲目の「明日なき世界」から11曲目の「イマジン」まで、一切手抜きなし。目をそらさない容赦ない清志郎とRCサクセション。日本で初めての本物のロックがそこにあった。

この大切なテープをミルクに託してくれたことはひとつの信頼なのかなと感じた。

あざらしと清志郎。この2人は一九八八年に出会った骨のある人物として今も認めている。

ただし、清志郎とは一度も会ったことはないし、今思い出したが、あざらしに「カバーズ」のテープをあげたかどうかは思い出せない(何てことだ)・

「カバーズ」はその後、何度か状況が変転して、違うレコード会社から発売された。近年また再発売されている。本当にいいものはいつもこうだ。

*2009年5月清志郎は、喉頭癌で亡くなりました。今、清志郎が心配したとうり、福島原発が危ないです。

2011/03/11

スタッフ

ミルクのスタッフの1人、サロンさんのブログ「サロンのhappy life」 http://ameblo.jp/saron-sayuko/day-20110306.html に、ビーグルカフェのおいしそうなハンバーガーと、お好み焼きを焼いている鉄板が出ていますよ、見てね。

このあいだ、ネパールの方が来て、お好み焼きを食べていってくれました、初めて食べたそうです、美味しかったと言っていただきました。

B-グル・カフェの新メニュー、お好み半月焼き!好評です。手に持って食べれるお好み焼き、150円、おやつにどうぞ。

2011/03/01

ミルク

コーヒーハウスミルクの開店は、1974年(昭和53年)今から37年前なのです。

当時、ミルクの中では、学生さんがコーヒーなどを飲みながら、おしゃべりをしていました。

今は、スタジオに来てる学生さんが、やっぱりおしゃべりしています。あんまり変わらないのです。

でも、昔はLPレコードを2台のプレイヤーでかけていました。今は、301枚入るCDチェンジャーで、音楽が鳴っています。これは変わりました。音もアナログからデジタルになったわけです。鳴っているスピーカーは一緒ですが、音質は変わりました。

かかっている音楽は、洋楽邦楽のロック、ポップなので、あんまり変わってないか?もちろんバンドは増えていますし、新曲もどんどん出来ていますが、昔の曲もかけているので、変わっていない。良い曲、良い歌はいつまでたっても良いのです。

この次、マスター前田が、「いい旅北海道」に書いている音楽エッセイ、第一話(2年前の文章)を載せますね。お楽しみに。

2011/02/15

お好み焼き?

美味しいハンバーガーとコーヒーの店と、ちょっと評判になってきた、B-グルカフェ。

新しいメニューが3月1日から発売します。お好み半月焼き!片手で食べれる、おやつ感覚のお好み焼きです、1個120円!もう一つは「あげぱん」シナモンシュガーがたっぷりついた、甘く香りの良いパンです。こちらは200円。

あと、チャンネルカフェのあの美味しい、ふわふわシフォンケーキも1個200円で、販売しております。

飲み物では、ペットボトル入りお茶も150円です。これで、炭酸が苦手の人も飲み物ができました。

お腹がちょっと空いているとき、喉が渇いたとき、スタジオに少し早く着いたとき、にお店に入って待っていていいですよ。

スタジオ会員の方は、さらに割引料金になります!

2011/01/24

少しだけ

スタジオの中は見せてくれないの、という声に答えて、Bスタジオです。

たまに、ユーストリームで、スタジオライブしている部屋なので、見たことがある人もいるとおもいますが。

まあ、こんな感じです。

基本、木造です。

スタジオの使用料は、1時間目が1人400円、2時間目から200円になります。(使用する場合は、会員登録料500円が別途かかります、永久会員なので1度入るとあとはずーっとミルク会員)

ミルク会員は、B-グルカフェの、ハンバーガーやコーヒーが50円引きになりますよ。

ビーグルカフェの、ネオンサイン。キレイに撮れたので載せてみました。

少しづつ、Bーカフェ・バーガーのファンも増えてきました。みなさん、食べに来てくださいね、もちろんコーヒーも。美味しいですよ。

2011/01/06

スマロ子・ライブ

1月10日(月)は、ホール・スピリチュアル・ラウンジで、復活スマロ子のワンマンライブがあります!アコロ子になってますが、あまりアコースティックじゃないらしいです。

札幌に八田ケンヂが帰ってきて、ライブが頻繁に見れるのは、うれしいですね。

46歳の新人パンクロックバンドは、すごいよ。

ぜひ、見に行ってください。

スマロ子の詳しい情報は、KENZIのブログを見てください。スタジオミルクの中は変わってない!が、ばれてしまう。リハーサル風景が・・・。

いつもの写真と、KENZIのブログからもってきました。

e00c3a1b.jpg (240×320)

寒い札幌らしい写メです。後ろにいるのは、生田君。結成から30年、かわらない仲間達。

2011/01/02

happy new year

あけまして おめでとう ございます 2011

今年もスタジオミルク・コーヒーハウスミルク・ミルクガレージセール・B-グルカフェを、よろしくお願いいたします。

サブともども、寝正月しております。

今年の営業開始は、各店とも1月5日水曜日からです。

皆様のお越しをお待ちしております。

気持ちよさそうなサブ、猫は眠りの天才だ!